日ごろの車の運転で「内輪差・外輪差」を意識していますか。
例えば左折する際は、車両の左後方を走る二輪車の巻き込みや
縁石への乗り上げなどに注意することが「内輪差」も意識した
運転になります。
車が曲がる時の「内輪差・外輪差」を理解し、事故を起こさ
ないための安全運転について考えます。
「内輪差・外輪差」とは、車両が曲線を描くときの前輪と後輪の走行半径の差です。
「内輪差・外輪差」は、計算ができます。ある乗用車を例に
「内輪差」を計算すると次のようになります。
ホイールベース:2.6m、トレッド:1.5m、最小回転半径:5m
の場合、内輪差は、約1.03mとなります。
実際に運転をしているときの「内輪差」の目安は、ホイール
ベースの1/3といわれています。ホイールベースが2.6mであれ
ば、内輪差は、約0.9mとなります。このように乗用車であって
も、内輪差は1m程度あり、内側に二輪車が走行している場合に
は、空間を塞ぐ幅となります。
≪右振り左折に注意≫
「内輪差」を意識するあまり、生活道路などの狭い道で、車の頭を右側に振って左折をするドライバーを見かけます。このような運転は、対向車との衝突や後続車からの追突のリスクがあります。
狭い駐車場は「内輪差・外輪差」に起因する事故が発生しやすい場所となります。
- スピードをしっかり落とす
- 適切な位置まで前進・後進し、ハンドルをしっかり切り小回りをする
- 左右のドアミラーも活用しながら周囲を確認する(巻き込み・外側突出部分の接触)
以上の点に注意して運転操作をしましょう。

